2012年10月6日土曜日

赤い箱のL.E.D.の取説のキャプション

今作っている赤い箱のL.E.D.ミラージュの説明書に永野護先生のお言葉が書いてあったので丸写し。


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 レッドミラージュは一体いくつのキットが発売されたのだろうか?3社の莫大な努力とファンの方々のおかげでこれ程しのぎを削り、多くの目にさらされグレードアップを重ねたアイテムもめずらしいだろう。
 FSSは5年を終了し、新たな設定を向かえることとなった。が、このマシンに関しては10年、20年たとうとあの立ちポーズデザインは一切の変更は加えられることはないだろう。小田氏の1:35レッドミラージュに続き、めずらしく私がキャプションを書かせて頂くことになったのも一社一回は協力を、というのもあるし、また、去る5年以上も前、同様に佐藤氏のキャスト製レッドミラージュからちょうど5年、今回はインジェクションガレージキットとなって再登場というのもある。また、生島氏ら多くの方々同様、佐藤氏の私に対する質問が5年前と全く変わらずの誠意と熱意をもって相変わらず、静かに、確実に、永野デザインを組み上げていく、そのパワーに、いい加減協力しとかんとマジィというのもある。

 あえてお断りしておくが、私がこのキットにキャプションを入れたから、このキットが現在No.1ということはない(何言ってんだか)。
人それぞれ、またサイズ、ニュアンス、多くのレッドのキットは特徴や長所があり、全くデタラメの造形以外は、どうやってそれをNo.1、No.2と等と言えるだろうか?アンケートをながめてみるがいい。たぶん人気No.1のレッドのガレージキットはどれかが取るだろう。しかしそれは最大公約数でしかない。ーーーたぶん大半のプラキットメーカーのごとき作りに似ている作品がNo.1となるのだろう。だがFSSがそうであるように、最強だの、最高だのは、人それぞれが決めればいいことなのだ。主体性のないファン等は必要としたくないのがFSSのポリシーでもある。高価で入手しずらいFSSのキットを1つ買うだけでも大変なのに、集めてどれがいいかを決めるのはよほどの収入の方でなくばムリであろう。それでいいのだと思う。ファンの方々1人1人がしっかりと、ファクトリーズやHJ、MG誌等で自分が求めるものをためらわずに買えばいいのだから、3社よりでているどのLedMirageも、決して期待ハズレのものは今の所ないと私は言っておく(もちろん組みにくいのや、手がでないものはある!が、これはガレージキットなのだ、それを忘れてはいかん!)

 インジェクションのキットとなったWAVEのL.E.Dミラージュは、少なくともタミヤセメントで作れる分、完成品の多くなるキットになるだろうし、また、インジェクションの分、他のプラキットとの絶対評価もでてくるだろう。だが言っておきたい。いかにインジェクションプラキットでも、これはプラモデルではない。1:12のタミヤF190のごとき価格でもプラスチックモデルではない。”ガレージキット”である。
その点、プロターのフェラーリも半分くらいガレージキットの血が入っているが。

 そういうことで、私はガレージキットメーカーの努力が好きだし、ぬけるものなら何でもぬいてしまうその陽性がすきなのである。そういう意味も含め、このキットはあえてガレージキット(プラ)と呼び続けたいと思う作者でありました。こう言ったのはこのキットがここまで来るのに色々あったからなのよ、ホント色々、WAVEの方々、ごくろう様でした。

1991.9.15 永野 護

--原文ママ--


だってお。

ヒールアップになったv3はゲフンゲフン

永野先生自身もモデラーであり、タミヤ大好きってのが滲み出してます。

いまや言っていることがちょっとわからんかったりしますね。

でもやっぱりプラ製ガレージキットやったんや!

佐藤氏のキャスト製レッドミラージュというのはいわゆる「ラークのレッドミラージュ」でしょうね。
平成24年10月6日現在もヤフオクで回転寿司状態のガレキが売ってます。
確かにもうレアなんですが、だれも欲しがらないという・・・
LARKとはWAVEの前の名前で、佐藤氏のL.E.D.ということは今のWAVE製プラ1/100L.E.D.の原型なんでしょうかね。
あのキットずっと売れないならそのうち私が手を出してしまいそうなんですが。


--現在の製作状況

とりあえず、98%ぐらいのパーツが黒下地にできそうな状態です。
2%は何かというと、塗り忘れていたものがあった。ということです。

今日はできそうにないですが、近々。

今回のL.E.D.ミラージュにはアクリル板で台座を作ります。
ステージ自体は「はざい屋」さんでアクリル板をオーダーして送ってもらうことに。

綺麗に面取りして、スタンド用の穴をあけてもらうだけでも、自分でやるより綺麗なのでよかろうと。
5mmのアクリル板の加工なんて専用機材がないと綺麗には仕上がりませんものね。
ただの長方形の板でも。


リザーブユニットとランチャーをアクリル棒で浮かせて配置して、L.E.D.ミラージュ(サリオン機)を一緒に乗せます。
200×220mmのステージです。

プラモの完成品に台座があると少しカコイイですよね。

俺・・・これが完成したらそのうち発売されるボークスのv3と一緒に並べるんだ・・・




注)赤い箱のL.E.D.に入っている内容は普通のL.E.D.です。サリオンセットとソフビリザーブユニットは別のキットです。
この記事のこのキットのこと

注)ボークスのIMS L.E.D.ミラージュ v3は2013年春発売とか言われています。本当でしょうか?(予約及び支払い済み)

2 件のコメント:

  1. この後に、海○堂の銀色のK・O・Gという黒歴史が発生するのですね。
    一瞬、ブーメランユニットのキットは?と思いましたが、前のブログで製作なさってましたね(苦笑)
    となると・・・同時代のWAVEの1/100のジュノーんのリアルフェイスじゃないヤツは作らないのでしょうか?
    ワクテカしながら、これからも拝見致します。

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    1. ソフビのパイドルとメタルの手が付いた方のジュノーンが手頃だったら落札したいところですね。
      じつは赤箱のレッドに入札しているときその手頃なのが有ったのですが、ミスって逃してしまったのですよ。

      通常版だったらいつでも格安なんですけどね・・・

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