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2021年4月15日木曜日

クボタトラクター(GB)のファンベルト交換をした


GB180-PCのファンベルトが崩壊するというトラブルが発生したので早速交換しました。

ベルトがズルむけになっています。
オルタネータ(ダイナモ)やファン/ウォータポンプのプーリは回転には異常なし。ベアリングに何も異常・異音はない。
でもこんなふうにボロボロになったのは、ベルト緩みがひどくなりすぎて空回りしたのだろうと予測。

オルタネータはくるくるまわるというより磁力でそれなりに抵抗があるからそこらへんも擦れて発熱って感じじゃないのかなぁ。

ベルトが崩壊したときの症状は、ファンと同軸にあるウォーターポンプが回転しなくなることで、オーバーヒート&クーラントの沸騰・吹き出し。
ディーゼルなので、バッテリーあがりでストップってことはそうそうならないが、バッテリ警告灯の点灯がみられた。発電しないからね。

処置としては、ベルト交換と、クーラントが沸騰し、吹き出したということで、水量のチェック。リザーブタンクはLow側いっぱいまで下がっていたので、fullの少し下まで真水を継ぎ足した。ラジエータキャップを開けてみると液面はすぐそこに見えていた。

曜日によってはベルトの入手がちょいと面倒・・・

当ブログを執筆中はすでにベルトが入手できたが、土曜注文で、翌週水曜日に店舗に到着ということになった。
火水木金の注文で、地域のクボタ倉庫にあれば翌日届くはずだが、土曜の注文だと、早くて火曜日になる。

でもそれじゃ間に合わんってことあるよね。
ちなみにクボタ店舗取寄せで2299円(税込み)
ベルトサイズがFM37.3というめっちゃ微妙な長さで一般流通はしてないかも。サンセイイーストアさんも持ってるようだけど、土日祝の営業はしてないのよあそこも・・・発送されないのではクボタと一緒。あとクボタ店舗より高くつく。


一番近いベルトが、同バンドー化学さんの
RPF2375だす。
これもパワーフレックスなので、おんなじものなのかな?
ベルトの背のプリントはシルバーだったけど。ブツはすでにトラクターに付いている。
37.5インチ。
純正の長さが37.3インチ。
動画で言っているようにほんのちょっと長い。ググってみると、いちおうRPF2373という製品もあり、海外サイトでヒットする。
バンドーさんのHPを見る限りモノとしてはFMとRPF2はほぼ同じ意味というか・・そんな感じ。残る数字は長さ。
なので、グリーンのパッケージのやつは0.2インチ(約5mm)長いということになる。

これならモノタロウで当日発送OKだったので、代用として多分つかえるだろうってことで、他の雑品も合わせて注文した。RPF2375はモノタロウ価格で637円。安いね。

とりあえずは取り付くし、動画の通りベルト張りのアジャスターの調整範囲内でおさまるので、早速純正に交換ということはしないが、伸び次第交換できる体制にしておきます。

クボタ店舗でも「平日注文だったらだいたい翌日か翌々日には届く」ので、最初から指定サイズを買えるならそうしとけよ!



2020年11月25日水曜日

GB180パワクロのクローラーのローラーを交換完了。


できたぁ! 動画はいつものまとめ。
結構長くなってしまった。車体購入・分解・組立と3動画に分けても美味しかったかもしれない?GB180PCのローラー交換というニッチな動画かもしれないけど、クボタのコンバインでもおおよそ同じ構造なので、クボタの農機のローラー交換はこんな感じ。って思ってもらって良いのかもしれない。

さて、実際には移植したR1-12の転輪だと、根本にあるOリングに掛かるか掛からないかぐらいになっているので、Oリングが意味をなしてないかもしれない。 ただ、純正の転輪でもただのOリングでは水の侵入は防げないとおもうけど。。


ベアリングを転輪に打ち込みます。
穴に対してのベアリング圧入の基本として、インナーレースを叩いてベアリングを圧入してはいけません。アウターレースを叩いて入れます。よく使われるのはソケットレンチのコマですが、ベアリングドライバー・インストーラーがあると楽。クッソ安いからぜひ買おう!
ベアリングを軸に通す場合は、インナーレースを叩いて入れる。要は、ベアリング内のボールを傷めないようにしろということ。

ベアリング2種とオイルシール。どれも同じサイズなのでどこでもどの順番でも入るが、
GB180PCの場合、車体外側がシール無しベアリング。車体内側がゴムシール付きベアリング&ドロミズシールとなっている。
ローラーのキャップをはずしてグリスアップするために外側がシール無し仕様なのだろう。


ローラー軸に泥水シールのスリーブを打ち込む。
ホントはスリーブのつばの部分になるべく合った筒を用意して打ち込むと良さそうなのだが、、ホームセンターで適当な水道用塩ビ管や継ぎ手を見繕ってくると良い。

取り付けボルトを締め込むと刺さりきっていないベアリングやオイルシールが締まる。

ただ、どこまで締めれば完了なのかがわかりにくい。


動画内では裏からも外側ベアリングのグリスを塗り込んでいるが、別に外側だけでも充填すれば事足りるとは思う。
キャップを締める前にグリスを充填。
万能グリスって名前で売られているリチウムグリスでいいんじゃない?


キャップ再利用なので、一応液体ガスケットを塗っています。
ゴムハンで叩き込んでローラー交換おしまい。

説明書の支持に従って、クローラの張り調整。
20~25kgfの力で、1.5~2cmのたわみで調整

でもこれって、走行・調整を繰り返えさないとキマらないよな。


今回の作業は、ローラー交換は説明書に書いてないことなので、やるなら自己責任。
クローラの張り調整は説明書にかいてあることだから、脱げたり切れたりする前に調整、しよう!

2020年11月20日金曜日

GB180PCのローラー交換


 GB180パワクロは2000年~04年まで販売され、小売希望価格209万円~214万(税別)当時は消費税5%だったよ。

すでにうちにあるGB110と同年代にあたります。GBシリーズは2000年より前は2桁・GB14や15、18、20など。 2000年よりあとに3桁にモデルチェンジ。2003年から下一桁が5になり135・155・175という型番が与えられているみたい。

現在GBシリーズは販売停止になっており、小型トラクターはNBやJBシリーズになっている。

GB180パワクロは小型トラクターだけど、RSP160という結構幅広のロータリーを搭載。
GB180のタイヤタイプはRSP130らしい。

パワクロなら一回り大きい作業機が背負えるのが魅力。
じゃなかったら買ってないかもね。


リフトアップ。
ジャッキを使ってクローラ部分を持ち上げる。
板が敷いてあるのはウマの高さがちょっと足りないから嵩上げしてある。

ローラ(転輪)のキャップを細いものでこじって開ける。中のボルトと座金を外します。
でもこれだけでは転輪は外れません。
転輪の下に見えるガイド棒も外しましょう。
ちなみに第1転輪、第2転輪を交換するが、これだけならクローラを緩めるだけで外せそうなのでそうした。写真は右上に見えるテンショナーロッドをしっかりと緩めている状態。第3転輪はアイドラーと同時に外さないといけない→クローラを外す必要がある。

手で引っ張れば転輪は外れる場合がある。
第一転輪はスッポ抜けるように外れた。
写真の第二転輪はちょっと引っかかってたので、バールのようなもので引っ掛けて起こすと簡単に抜けた。

軸にスリーブ付きオイルシールのスリーブがのこるので外しておきます。
細いドライバーを打ち込んでこじれば取れるはず。
軸の根本の溝にOリングがハマっていますので、それも交換。
あとはここらへんを適当に掃除して交換部品到着を待ちます。

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ローラー交換といっているが、実は別の農機具からの移植になります。


交換予定のローラーに書いてある文字・・・
R1-12。 コンバインですね。

この転輪を移植します。
一応クボタの営業所で、使われているベアリングとオイルシールのサイズが一緒ってことを確認しています。
また、ローラー径が15cmってのも一緒。
奥行きもだいたい一緒。
オークションで4個一万円(送込み)で買った。はっきり言ってちゃんと取り付く確証はなかったが、ローラー径とベアリング類のサイズが一緒ってのを営業所で確認したらワンチャン付く可能性があるな!って判断。パーツリストの番号は違うので、実際には別モノなんだけど。

ベアリングとオイルシールを新品にするので、抜き取っているのが上の写真。
適当なボルトで反対側のインナーレースを叩いて抜きました。もちろん抜いたベアリングは廃棄ね。ベアリングドライバー持ってるのに何故か忘れてた。
みんなはベアリングプーラー(内掛け)をつかおうね!

ちなみに、R1の内側のベアリングはシールなし。GB180PCの内側のベアリングはシール有りです。
キャップ側はどちらもシールなし。
両機種にオイルシールがありますが、泥水に入る可能性が高いためか、パワクロのほうが外部要因に強い構成になっていると思う。

R1の転輪とGB180の転輪の違い・・・
かんたんにわかったところは、内側のスリーブがちょっと長いのがGB180PC用。
軸の根本にOリングがあるが、そこまで届く長さがある。
R1のローラーはちょっと短く、もしかしたらOリングまで届かないかもしれない。
が、なんかこのOリングって気休めじゃないかなぁって印象。
若干両者のローラーで内側の斜面の作りが違うようにも見えるが・・・
試しに軸に取り付けてみると、サイズ自体はバッチリ合うようになっている。

ちなみにどうもGB180PCのローラーは対応品に変わっているらしく、転輪の輪っかがモゲにくくなっているようだ。当機では、左の第3転輪が新しいのに変わっているように見える。

今朝クボタ営業所にベアリング計4つとOリング2本を注文したので、明日昼には届きます。

なんでコンバインのローラーを移植したかって?純正が一個4~5万もするからですよ。ちゃんとGB180PCのローラーを検索してもらったら一個税別18600円でした。安くはないけど、買えなくはないな・・・

2020年11月17日火曜日

整備から始まる現状渡しトラクター


 かっちゃったぜ・・・GB180-PC。

私のことですので?整備済みは高くて買えない。だから現状渡し。

それでも48万。高いんだか安いんだか。

レンタル積車を借りて出発。

積車レンタルが16500円+軽油満タン返却で4000円。高速料金往復5200円(京都縦貫道高ぇよ!)。総走行距離300km

今回レンタルしたのは、オリックスレンタカーの3.5tベース車「TXEクラス」

ホームページで確認した値段より安かったんだが・・・

ちなみにオリックスレンタカーの会社に行ったのではなく、窓口提携しているいつもお世話になっている車屋を通して借りた。村にはレンタカー屋がないもの。

意外と安いのな・・・ただし、自動車用の積車に農機具を乗せる場合、太めのラッシングベルトは複数本用意しよう。念の為用意しておいたベルトがほんとに役立った。

レンタカーに搭載のウインチと別途ラッシングワイヤーを付けてくれるが、トラクターに引っ掛ける場所がない可能性が高いので、今回の場合はどれも使えなかった。


なお、ワイ氏の運転免許では積車に乗れず、旧旧普通免許(8t)の父に運転を任せた。

ワイは高校生卒業時に取らず、理容の修行を切り上げて田舎に帰ったときに免許を取得したので、5t限定準中だ。くっそ中途半端な免許な。来年の免許更新までに準中の限定解除と大特取得を心に決めるのであった・・・

準中があれば積載車(7.5t)に乗れるぞ。そしたらヤフオクでジャンク農機買い放題だぜ?

業者側で配送手続きもできたが、見積もりを聞いてみると4万5千円だということで、このような判断になりました。2万円ぐらいの節約


まずまずキレイな車体で、アワーメータ600時間。

クローラに目立ったヒビは少ないが、コンバインでクローラを切った経験があるワイからするとどうとも言えない。(じゃあなぜパワクロを選んだ?後述)

ほんで、今回の車体の一番の問題点。


パワクロのローラー破損。

クボタのサービスに聞いてみると、わりとこうなるのも珍しくないらしい。

クローラの芯金がローラーに当たって削れてモゲている。

これを新品交換すると、一個4,5万するらしいので、ぱっとみて2個必要なのがわかるが、代用品が使えるか少し試してみたいものを用意したので、それでとりあえず動きやすくなるなら儲けもんって話だ。

現状では「何時でもクローラが脱げる準備ができてるぜ!」ってなもんだ。

この破損状態で48万円。修理パーツを取り寄せて60万ぐらいってなるとだいたい相場ぐらいかなぁという感じ。

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なぜパワクロを選んじゃったのか?

そりゃかっこいいからに決まっているだろ?
冗談・・・なようで、半分はかっこいいからでおおよそ間違ってない。
ランニングコストがタイヤトラクターに比べてだいぶ高くなるであろうパワクロを選択するにはそれなりのモチベーションが必要だろう。上の写真を見ての通り、タイヤ関係のトラブルで、余計な出費が出るポイントがタイヤトラクターより多いのです。

かっこいい以外にあるとすれば・・
うちにはトラクターがすでにある。しかし作業機が100cmというくっっっそ小さいクボタのGB110というGBシリーズの末弟?。調子もよくかわいい子なのだが田んぼが増えるといくらなんでも・・・ってのがある。

そこにもかかるが、作業機100cmのものがあるにも関わらず120cmや130cmという「少し長い作業機」のものを選びにくいため。
田んぼの往復回数を少なくしたいのに少ししか変わらないのではあまり意味がない。
タイヤトラクターだと150cmオーバーのロータリーを背負ったものは幾らですか?
もしもウチにトラクターがないのであれば多分普通に130cmクラスタイヤトラクターを買っていたと思う。
だって、パンクしたってとりあえずは移動ぐらいはできるんだぜ?
GB180パワクロが背負ってるのは160cmのRSP160。
たまにGLシリーズの車体がめっちゃ安い時があるが、そういうのはアワーメーターが相当回っていますね。

現役を引退した父のように時間がたくさんあるなら100cmの作業機で田んぼを延々往復してもいいのだが、兼業なら余計に効率よく作業できないと終わらないのです。

やや弛い地盤のうちの田んぼで去年父がスタックしていたので、これもありかと。
実際にこの地域では水口が弛い田んぼが多いが、もう少し大きいラグタイヤのトラクターではあまりスタックしたという話を聞かないので、ウチのGB110が小さすぎるという可能性もある。(実は本機を探し出す前には、イセキのTPCシリーズを検討していた。かっこいいだろ?)

ほんなわけで、いろいろ考えた結果面白いだろってことで、パワクロにしました。
目立った不具合箇所は写真のとおりだけど、隠れた症状がでなければいいけど・・・

近いうちにコイツの修理をスタートします。