2020年6月4日木曜日

なんとか組み上がりそうな溝切り機


んなわけで、届いたオイルシールをはめ込む。
オイルを外側に塗る。
オイルシールは内側外側があるので、注意。
バネが見えるほうが内側。
色々と刻印(サイズとかメーカーとか)されている方が外側。

車軸のオイルシールと当たる面をちょっとだけ紙やすりで均す。
車軸が痩せてしまうようではオイルが更に漏れるが、オイルシールのリップが当たる面が凸凹というのもイクナイ
オイル漏れがあるのでなければそのまま組んでもヨシ。今回はここが修理のメイン。
ヤスる方向は回転方向と平行に。

これができるか心配だった。
最悪ハンマーで押し込むかと思っていたが、無事ベアリングプーラーを使って圧入できる形状だった。
ウォームホイールの廻り止めのキーをあわせて押し込む。
ウォームホイールとオイルシールの間にベアリングが入っているよ。

カコっカコっと圧入されていく車軸。
ベアリングとケースの縁がツラになるまで圧入すれば良い感じみたい。


ギアボックスに直接ギアオイル#140を入れた。

ドレンボルトのようなものが一応配置されているのだが、小さすぎる。
多分コレってユーザーメンテするように作られていない。
分かる人にはわかるとおもうが、デフギアのオイル交換みたいな感じで、オイルを押し込んで注入するタイプ。

で、、ウォームギアボックス内にオイルを入れて馴染むようにぐるぐるしてたら減速ギアボックス側から漏れ出してきた。

実はウォームギアボックス(写真左)側と減速ギアボックス(写真右)側はギヤを組んだあとは明確に空間が繋がっていないのだけど、ベアリングがシールされていないものを使っているため、お互いの空間に流れ込むことになっていたようだ。オイルが結構硬いのでじゃんじゃん出るわけではないけど、急げ急げってことになった。
ほんでウォームギアボックス内は液体ガスケットを塗って閉じる。

減速ギアボックス内にもオイルを入れる。
2つのギアボックス内が微妙につながっているのは確かなんだけど、すぐに行き渡るわけではないので。。。
それと、、農協機械部を通して、KF22のギヤオイル量と種類を確認していたところ、#140を100ccという回答をもらっていたが、抜いたギアオイルを計量してみると明らかに100ccじゃなかったため。
両方合わせて200ccってことはなさそうだけど、150ccぐらいはありそうだった。
のでそれぐらいになるように入れた。なんせオイルが固いのでちゃんとこれだけ入れたってのがわかりにくいんですよね。。カップにも残るし。


ほいだらまた液ガスを塗って閉じる。
このときエンジンや、ハンドルや溝切りソリが付いてるとクッソ重たいのでメインシャフトだけにして組み付けました。
ギアボックスがゴロンしないように・・・

ベアリングやギヤの圧入が必要なのは車軸部分だけであって、それ以外は人の手で取り扱える程度のクリアランスが出ていて叩き込んだりすることはなく、オイルを塗っていたらヌゥっと入ります。


エンジンとメインシャフトをつなぐカップリング部分。
遠心クラッチのカップ側ですね。
ブレーキダストのような粉がたくさん出てるはずなので、バラしちゃったんだったら掃除しておきましょう。
パークリで拭き取るぐらいでいいでしょう。

そんなこんなでおおよそ組み直してほぼ完了?

で、これがちょっと傷んだウォームホイール。
上部にちょっとぶつけて変形した部分があるのがわかると思います。
多分このダメージのおかげで、手でくるくると回そうとすると、引っかかりを感じる部分があります。
あくまで手で回せる程度ではあるのですが。。
手で回せる程度の抵抗感なので、エンジンで回すと全く違和感がないのですが、車軸をハンマーで叩き抜こうとすると痛むってことです。
正しく抜くには、ウォームホイールに当て物をして、ホイールをギアボックス内から動かないようにした状態で車軸を叩き抜くかプーラーで押し抜くか、油圧プレスにかけるってことになるのでしょうか。

溝切り機のオイルシール交換の情報がなくて、手探りだったけど、なんとか完了しそう。
組み上がったらまとめ動画はつくります。

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