Autodesk社の123Dシリーズの中のMeshMixerというソフトに付いているサンプルデータのうさぎを出力してみました。
前置きとして・・・Autodesk社の出力するSTLファイルはどういうわけか、slice3rと相性が悪く、slic3rでのサポート材の出力がひどいことになります。
MeshMixerの本来の機能は、複数の3Dデータを合成して一つの立体物にするソフトなのですが、機能の一つに独自のサポート材をモデルデータ自体に追加する機能があります。
それを利用したのが、謎のサポート材がついたうさぎの写真です。
MeshMixerは自動でオーバーハングしているポイントを探して追加してくれますし、パラメーターを弄れば、サポート材の自動認識の範囲もかえられるし、手動で取り付けることも出来ます。
MeshMixerは.objファイルでも.stlファイルでもインポートできるので、大抵のものはいじれると思います。
ただ、MeshMixerでエクスポートしたデータはエラー部分が結構出るので、netfabbを通して、穴を埋めてやる必要があります。netfabbと言うのは、エラー部分をリペアしてくれるフリーソフト
あと、3Dデータのインポート、エクスポート時にバグがあるのかX方向に90度回転して保存されてしまうので、Repetier-Hostにインポートした時にX方向を90度修正してやる必要があります。
BS01で素材をABSで出力していましたが、熱による変形が激しく剥がれに悩まされておりました。
ネット上では3Dプリンターでの出力時の剥がれ防止に、両面テープを使うという手法もかなり見つかります。
この方法ならベッドの温度だって下げても構わないだろう。ってことで、グッと落として、70℃で挑戦してみました。
ついでに、Repetier-Hostのslic3rでGコードを出力する際、接地面積を広く取るように「Brim」値を多く設定することで、接地面積の狭いサポート材も位置ズレを起こすことなく密着するようにしてあります。
餃子の羽のように広がっているのが「Brim」で広さがその値です。
Skirtがついてますが、BrimをつけたらSkirtいらないですね。
両面テープを使うと、ノズルが接触すると危ないわけですが、BONSAIさんのおすすめセッティングですでに一層目はある程度余裕を見て少し離した設定にしていただけてるはずなので、設定の変更はしませんでした。
もちろん、できるだけ薄い両面テープがいいのは言うまでもありません。
また、両面テープの密着度ですが、二層目三層目と重なるにつれて、ヘッドが立体物を多少なりとも押しますので、結構しっかりくっついてます。
ベッドの熱による変形ですが、ブリムなし、両面テープ無し、ベッド120℃でプリントスタートすると、接地面積の低下により剥がれてしまいました。
今回のブリム付き、両面テープ付き、ベッド70℃で歪みが小さく、安定した出力ができていました。
ステータス
ABS
ノズル0.4
ノズル温度250℃
ベッド温度70℃+両面テープ
Brim幅6mm
プリンター設定などはBONSAIさんのおすすめ数値からほとんど変えてないです。
スピード遅めの設定のままです。プリント時間4時間 高さ6センチ足らず
ちなみにSimCity。
目を離した隙に原発が大爆発してました!
あまりの衝撃に原因も確認せず、SimCityをそっとじしてしまいました。
技術力は十分に供給されていて安全だったのになぁ。何らかの災害の結果と思われる。