私も駆け足で制作しまして、製作中にヒヤっとしたポイントや、危うく説明書に騙されそうになったところを書き留めておきますので、参考になさってくだされ。
ポリキャップ関連
まず、開封の儀の動画でも目についた、肩の動力パイプがポリ製だった件については、今どきポリキャップもボチボチ塗れます。
染めQのミッチャクロンやそれに準ずる、ガイアのマルチプライマーを下塗りすることで十分に対応出来ます。
多少フレキシブルに動かすことにはなるのですが、脇の下と肘の後ろにつながってますが、思いの外グイグイ動かす場所ではありませんので、大丈夫。
volks特有のクッソ固いポリキャップと軸。
6-18 |
6-19 |
6-18(6ページ18項目のこと)の足首関節のボールジョイントですが、モナカ形状で片側にボールがついてるため、少々モゲやすいです。
私は危うくモゲ掛けたのですが、以降注意して負担をかけないように曲げてれば大丈夫・・・ということになりました。
上部の軸とボールに一直線に真鍮線を通すのもいいかもしれません。
また、6-19でH5のポリ受けにハメますが、volksのボールジョイント受けはかなり口が狭い「C」型で、E31とE32で挟み込むのですが、圧入時思いっきりパーツを開いて割ろうとします。
私は6-18の足首パーツにH5ポリキャップをハメた上体で、6‐19の組み立てをしました。
塗った状態で、塗膜ごと瞬間接着剤を使って組み立ててます。
大腿骨関節の組み立て。
5-14 |
9-26 |
圧入時超固い割にそれほどホールド力がないのがこの部分。
ホールド力が弱いと言っても、このモデルの場合サイズ的に非常に軽量なので、特別太らせる等の加工はしないほうがいいと思います。
まずまず十分な保持力を持っています。
問題なのは圧入時に破損の危険があるということです。5-14の股関節パーツですが、その場で腰との接着指示が書いてありますが、この時点では接着しないほうがいいです。
9-26での腿パーツの圧入時メッチャ硬いです。
5-14の股関節パーツを接着してないほうが明らかに組み立てがしやすいはずなので、そうすべき。
また、あまり固いからといって、ボールをヤスって小さくすると、ホールド力が足りなくなると思いますので、注意。
また、圧入時に腿のパーツ上部が割れるというか隙間が出来ます。ここは完成時に全く見えない箇所ですので、無理に調整をする必要はないと思われます。
胸部と肩の接続。
14ページ |
参考写真① |
モーターヘッド作ってて、これに引っかかる人は少ないとは思いますが・・・それでも最重要かと思いますので。
他の部分は後でどうにでもなるんですが、この組み立て順だけは変えたほうが良いかと。
完成動画中にもこのポイントだけは記しておきましたが、最終組み上げの14ページのように肩と胸部を完全に完成させると、とてもじゃないけど接続は出来ないと思います。
参考写真①のように、胸部のフレームと肩のフレームを予め接続した状態に、各パーツを取り付けて行くようにします。
IMSはどのキットもそうかと思いますが、この部分の接続は非常に硬いです。
また、ホールド力もそこそこ欲しいですね。
かなり硬い接続でしたが、軸の太さ調整は必要ありません。ただし、挿さりやすくするために肩の軸の先端を少しだけ弄ったほうが良いでしょう。
塗り分け指定不足分?
7-20 |
12-45 |
13-47 |
参考写真② |
塗装関連ではvolksの完成写真とデザインズ3のバッシュの画像に差異があるように思えますので、自身でカッコイイと思える方や、デザインズを聖典と考えるならそちらに準拠されるとよろしいかと思います。
(デザインズ該当ページは3巻174ページです)
7-20の項目、腿の上部及び、下部の関節部分ですが、特別塗り分け指定が無く、外装色でいいような風になってますが、形状としては関節の機械・機構部分だと思われます。
腿の下部の部分はデザインズ3巻では装甲と違う色に塗られているので、塗り分けたほうがいいでしょう。
参考写真②のようになりますので、是非とも。何より塗り分けたほうがカッコイイから。
腿上部も然り、しかしこちらは完成後、ほとんど見えないのでスルーしてもいいかもしれません。
12-45の項目ではガントレット上部の3本のスリットには赤の塗装指示がありません。
で、ここが問題なのですが、取扱説明書の後ろの完成写真では塗り分けてあります。
参考写真②の様になっているはずです。
しかしながら、デザインズ3巻のイラストでは見えにくいですが、スリットのようなものが描かれていますが、そこは赤に塗られていません。
私個人的にはなんと、製作時にデザインズを確認しておらず、取説だけ見て塗ってしまったので、こちらになったというのが正直なところです。
最終的に仕上がってみて、塗り分けてよかったなとは思っています。
この箇所については、製作者それぞれが考えてみてくださいませ。
13-47の項目ではベイルの三つ巴のマークに関して塗装指示が有りません。(L型模様は成型色が赤なので、指定なし)
バッシュを組んでて、まさかここを赤で塗る人は滅多に居ないと思いますが、念のため。
完成写真でも明らかにベイルの「L」型モールドは赤、三つ巴はオレンジに塗ってあります。
バッシュでバラストアーマーの勾玉模様とかベイルの三つ巴マークが「エストのオレンジ色」になってなかったらアカンよね。エストのバッシュだもんな。
スカートの配置。
8-25 |
9-27 |
9-28 |
9-29 |
完成直後2chプラスレに晒したらご指摘頂きましたw
自分でも少し気になっていたのですが・・・
その後、いじっていると、接着していた留め具が外れたので調整したのが、動画や完成ページの写真になっております。
スカートの配置で微妙~に調整しないときれいな釣り鐘型になりません。
このスカートの部分もそうですが、仮組みが非常に難しく、完成前の接着組み立てでようやく形が見えてくるパーツ群でした。
で、主に9-28項目のサイドスカートの取り付け時に8-27の留め具を奥までしっかりと差し込んで接着してしまうと、サイドスカートが元気よく外に跳ねて、スカートが広がってしまいます。
そんなわけで、ここを調整しなければならないのですが、取説の手順では、フロント、サイド、リアと言う順番で指定してあります。
概ねそれでいいのですが、サイドとリアは同時に調整した方が良いでしょう。
まず9-28のフロントスカートの配置ですが、普通に組む分には、特に問題ありません。
ただし、腰を突き出し、少し上体を反らせるような、やや強めのS字立ちを意識する場合、F20・F19の固定用ベルトの基部を少し削るなどして、もっと真下にスカートが落ちるように調整して下さい。
キットのままだと、少し飛び上がって見えると思います。
腰のパーツD36をしっかりと水平にするのであれば、そのままで大丈夫だと思います。
で、9-29のリアスカートの接続で、この箇所は接着剤を使わなくても結構ホールド力があることを確認しておいて下さい。まだ接着しません。
次に、9-28で、D23・D24が最後に接着する指示になっていますが、最初でも構いません。
これを接着してしまったあと、8-25の三角形のサイドスカートの留め具の差し込み具合でサイドスカートの跳ね方を調整することになります。
サイドスカートと留め具を指で配置してみて、確認してみて下さい。
押しこみ具合でピョンピョンとサイドが跳ねると思います。
リアスカートをこれぐらいかな?と思える位置に取り敢えず配置してみて、すでに決まっているフロントスカートに合わせて、サイドスカートとリアスカートの兼ね合いを探ってみてください。
それぞれの装甲の隙間が小さくなる箇所があるはずです。
waveの高強度瞬着なら硬化時間に結構余裕があるので、狙った位置で固めやすいと思います。(wave厨)
リアスカートを押し込みすぎるとサイドと干渉するかもしれません。
私は残念なことに、若干押しこみが足りず、1~2mmリアが少し後ろに浮いた感じになってしまいましたorz
といったところで、1/144バッシュの製作レポートを終わらせていただきます。
IMS1/144バッシュをこれから作る一般販売組の方には少しでも組み上げの参考になれば幸いです。
なかなかカッチョいいですので是非ともみなさんの手で完成させて下さい!
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